2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

オナラ一日二百億発

新聞のスクラップを開いたら、牛のゲップの話が出て来た。牛なら、わが家の周りに幾らでも居る。夜になると牛舎を抜け出て散歩する牛まで居る。那須のわが家から三百メートル程の夜道で、散歩中の黒牛にぶち当たり、車を一台パーにした人も居た。外灯の無い…

安吾のさるまた

「十年ひと昔」と言うように、社会は刻々様変りする。好い方向への変化もあろうが、僕たちの年代から見ると、淋しい変化が目について困る。 孫を持つ身からすると、散歩中、土を蹴って遊び捲る子どもたちの姿を目することが少ないのは、じつに淋しい。「子ど…

うじゃうじゃ怖いもの

ガス検針のおじさんがやって来て「いゃ〜あ、怖い恐い」と言った。 「検針しようとするとサル軍団が周りを取り囲んでね、一斉に歯を剥くの。背中に子ザルなんか乗せちゃってさあ」 「子育て中は防衛本能が働いて、気が立っているんだろうね」と言ったら、「…

真の師なのかも…

中学三年時のクラス会の誘いが届いた。五月だという。このクラス会は、昭和33年の卒業以来55年を経て初めての開催。(何故今頃になって?)と開封時は思ったが、改めて考えてみればそれほど謎めいたことではない。ジャンケンで負けた者から墓場に入る年…

骨身に沁みる骨

思えばひと月前、南ケ丘牧場脇の交差点で思い切り転んだ。何かにつまずいたとか、牛のフンをフンで滑ったとか、窪みのモグラに足を取られたとか、そうした、何らの自覚もないままの転倒である。傘も帽子も、ポケットの中のケイタイも、保持者の許可なく思い…

心を青春に置き換える

那須街道沿いの植木屋で苗木を何本か買って来た。植える段になって、そのうちの一本が何の木だったか忘れてしまった。アイウエオを「ア」から「ワ」まで頭の中でなぞってみたが、求める名前は出て来ない。思案の最中、散歩仲間でもある『歩く草花事典』みた…