ひとしずく。その57

 環境大臣が上から目線で弱者に唾するような発言をしたり、都議会議員が議会で無節操放言を飛ばしたり、「どこが美しい国なの?」って感じね。弱者を嘲り倒すなんて、一部の金持ち坊ちゃんだけがやることですよ。小さな旅から戻って、「さて、今日は何を書くべえか?」とブログのページを開いたら、指がピコピコ勝手に動き、オヤオヤ、こんな書き出しになってしまった。
 一般的に、男が過半を占める社会は品位を欠く。お隣の大国でたびたび品位が問題視されるのも、一人っ子政策による負の遺産かも知れない。「一人と制限されるなら、稼げる男子を授かりたい」というわけね。
 ウナギをシラスから養殖生産すると、なぜか「その九割がオスになる」と聞いたことがある。だとするとそれは、自然の摂理をいじられたウナギのうっ憤爆発現象で、彼らが戦闘体制を整えようとした結果だと、僕はそんなふうに思ったりする。
 日本の場合、男子が多いというわけではないけれど、じつは女性が男化しちゃっているから、「男が過半の社会」と変わるところがなくなっているじゃありません? そのせいかなあ。政治のトップに立つ人からして、やたら戦闘的に荒らぶっている気がするんですよねえ。
 そこで今日のひとしずく
『いい気になる奴の存在感は、へつらい者の中にしかない』