ひとしずく。その22
この10日間程、神さまたちから距離を置いた生活でしたなあ。キリストさまのときは、ケーキも七面鳥も食べず妻と静かに酒を飲み、大つもごりでは仏さまの梵鐘も撞かず其の音も聴かずに、勿論勝った負けたの馬鹿騒ぎも観ず妻と静かに酒を飲み、明けて今朝は、いつものように五時半の散歩のあと、柏手も打たず参拝の予定もなく妻と静かに屠蘇を食べつつ酒を飲み、今はこれを打っているですよ。
それにしても昨年の流行語大賞の一つが「お・も・て・な・し」とは、そりゃ悲しい一年でしたなあ。普段その辺に幾らでも転がっていたはずのものが、気が付いたら無くなっていた。だもんで、懐かしがって流行語大賞にしちゃったんですね。
いや待てよ。「おもてなし」の意味が違うのかなあ?「おもてなし」=「表無し」=「裏ばかり」とかって。
願わくば今年の政治。危険を遠ざけ、本来の「おもてなし」の精神でお願いしたいなあ。
そこで新年のひとしずく。
『自分で生み出してしまった不快は、生涯消せない。だから、せめて積み重ねないことだ』